裸の木
朝、ジョギングから帰ってくると、マンションの管理人のおじさんが、表の道路を掃きながら
「お帰りなさい」と。
「ご苦労様でーす」と、俺。
時には、
「お疲れさまでした」など。
「ありがとうございます」と俺。
冬の間は、一面の落ち葉で、なんならくるぶしまで埋まるくらいで。
「大変すね」と俺。
「そうなんですよ」と管理人のおじさん。
そんな一言二言を交わすのが習慣で。
で、今日の朝。
すっかり葉の散った、晩冬の木を見上げて、
「もう枯れ葉落ちてこないですね」と俺。
「おかげさまで」と。
おかげさまって(!!!!)
なんか商売で儲けて「おかげさま」ならなんとなく。
治療してくれたお医者さんに「おかげさま」ならわかるわかる。
が!
葉っぱが全部落ちて、それを冬のあいだ中掃いて綺麗にして、ようやく、散りきった、そのことに
おかげさま!!
俺??
何もしてないけど?
いや、そんなことおじさんだってわかってるのに、
そういう日々にことがらにさえ、おかげさまと言える、
そういふ人に私はなりたい。
| 固定リンク
« ゴング | トップページ | 本日もアトリエ。 »